One of 泡沫ブログ

世の中にいくつもある泡沫ブログの一です。泡沫らしく好き勝手書いて、万が一炎上したら身を潜めようと思います。※一部のリンクはアフィリエイトです

自立するのはむずかしい

家のローンが原因で妻と離婚した 新年早々、大変興味深い増田エントリーが回ってきた。ツイッターワールドではこの手の鬼嫁?的な話題が尽きないが、はてなでも人気のようだ。昨今はとにかく女性を甘やかすのが正義なので、こうした「大人になりきれない」女…

橘玲を読もう

年初に橘玲の新著を続けて二冊読んだところ、近年稀に見るレベルで鬱々とした気分になってしまった。氏の本は基本的にこの世界の身も蓋もない側面に焦点を当て、その残酷さを言語化するというものがほとんどだ。氏の著作における黄金の羽根パターンは、こう…

サラ金の歴史 - 消費者金融と日本社会 -

年末年始を利用して久々に話題書を通読する機会を得た。Twitterで某アルファアカウントが呟いていたので、瞬く間にベストセラーに名を連ねたため知っている人もいるかもしれない。わたしもそれで本書を知ったのだが、、、それはともかく、これは確かに推薦図…

小説家になって億を稼ごう

ここのところ忙しくて2年くらいゆっくり本を読む時間がなかったが、たまたま寄った近所の本屋で見つけて、一気に読んでしまった。Kindleで買うと買ったことすら忘れてしまうが、紙の本だとタイミング次第で一気に読めるものである。寄る歳並みのせいであろう…

コロコロ創刊伝説

コロコロ創刊伝説(1) (てんとう虫コミックス) 作者:のむらしんぼ 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2016/10/21 メディア: Kindle版 アラフォー世代にとって、コロコロコミックは微妙な立ち位置の雑誌だろう。正直言って、ジャンプを読んでいる「ついで」…

【映画】ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(ネタバレ)

駄作と話題の『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』を見物に行ったところ、予想をはるかに超える角度でクソ映画だったので、これは書くしかあるまいと思って筆を執ってみた。それほどこの作品は、観た者に行動を起こさせる不思議なチカラがあるw まず先に…

パークハイアットと新宿中央公園

タイトルをみてピンと来た人はいるだろうか。もしピンと来たら、その人はきっとわたしと気があうと思う。 いきなりネタバラシをすると、これは橘玲氏のベストセラー『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』のあとがきの名文である。ちなみにこれは本を買わな…

【書評】中間管理録トネガワの悪魔的人生相談

中間管理録トネガワの悪魔的人生相談 (KCデラックス) 作者: 福本伸行,奥津圭介 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2019/02/13 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 本編のカイジはヤンマガ本誌でしか読んでいないが、スピンオフギャグの『中間管…

人身事故に関する愚考

先日、JR品川駅にて人身事故があった。 わたしもちょうど取引先からの帰りに山手線に乗っていたため、そのときの混雑に巻き込まれてしまった。一緒にいた同僚と30分くらい待っていたのだが、疲れていたこともあってか判断を誤り、途中で別の路線に乗り換えよ…

ミドルライフクライシス

久々にログインしてみたら、最後に記事を書いたのはもう4年も前のようだ。4年。長いような短いような、子供にとっては4年というのは非常に長い時間だが、オッサンにとっては4年というのはあっという間であった。 アラサーだと思っていたらもうアラフォーであ…

兵士は起つ

杉山氏の自衛隊に関する著作は、本書を除けばこれまで都合3冊ほど読んだことがあり、どれも非常に感銘を受けたように思う。残念ながらかなり昔のことなので、内容はおぼろげにしか覚えていないのだが、それぞれ陸、海、空について取り上げた秀逸なノンフィ…

低欲望社会 「大志なき時代」の新・国富論

久々に大前御大の著作を読んでみたが、あいかわらずこのオッサンは何も変わっていない(ほめ言葉)と感ずる一冊だった。文中にもあるがこのオッサンは72歳なのである。あと数年したら「後期高齢者」の仲間入りをするはずのオッサンが、修造ばりの熱気で熱く…

TOEICと「英語ができる」

先日、勤め先の好意でTOEIC IPテスト*1を受けることができたのだが、Listening 465 / Reading 425で、トータル890とまずまずの結果であった。一般に、よくあるTOEIC対策本は600/730/860くらいで点数の閾値を設けているので、この数字は(IPテストとはいえ)日…

インフルエンザ雑感

昨年に引き続き、今年もまた、インフルエンザに罹患してしまった。月曜日くらいから調子が悪いなと思っていたらその夜に発熱し、翌火曜日の朝から近所の内科医に診てもらったところ、ものの1分くらいでインフルエンザA型と判定された(通常は8分くらいかかる…

エボラウイルス病についての雑感

ここのところエボラウイルス病(EVD)についての報道が減ってきたように感じる。一時期、世界的なパンデミックとなるのではないかと危惧したが、ふたを開けてみると、意外なことに先進国ではほとんどが水際で食い止められるか、感染しても治癒するケースが殆ど…

バイオハザードで英語の勉強 その3

前回、前々回と愛するバイオハザードをネタに英語の勉強を考察してみたが、今回は少し毛色のちがう勉強をしてみた。わたしは同シリーズの女性キャラクターであるクレア・レッドフィールドの役をやっているAlyson Courtさんの声が大好きなのだが、YouTubeで関…

世界保健機関、未承認薬の使用について「倫理的に妥当である」との見解を示す

西アフリカで猛威をふるうエボラウイルス病(EVD)の蔓延に際し、WHO(世界保健機関)はヒトに対して臨床のない未承認薬の使用を「倫理的に妥当である」との見解を示したそうです。 【ジュネーブ時事】世界保健機関(WHO)は12日、西アフリカで感染拡大が続く致…

手紙

いわずと知れたベストセラ小説家の東野圭吾さんのベストセラ。随分前に読んでそこそこ感動したのだが、さいきんなぜか急に思い出して読んでみたら、ラストで泣いてしまった。歳を取ると涙もろくなるというが本当だ。改めて読んでみると構造的、技巧的には別…

面白いブログとそうでないブログの差

ベンチャー役員三界に家なし 最近よくみかけるブログなのだが、これがめっぽう面白い。気づいたら他のエントリもついつい読んでみたくなる…という、ブログの鑑のようなブログである。わたしもこういう、なんというか、流れるような文章を書いてみたいものだ…

桐島、部活やめるってよ

【ネタバレ】 はじめにお断りしておくと、原作のほうは未読。ではなぜこれを観てみようかと思ったのかというと、たまたま町山さんの解説を読んで興味を持ったから、であります。 映画評論家の町山さんの『桐島、部活やめるってよ』の解説が素晴らしかったの…

道重さゆみさん、ついに卒業

モーニング娘。'14 道重さゆみに関するお知らせ あーこれは書かなきゃ書かなきゃと思っていたら、一週間が過ぎていた。モーニング娘。'14の道重さんが、ついに、この秋に卒業することになったそうだ。異例(?)の事務所社長コメントともに、ハロー!プロジ…

バイオハザードで英語の勉強 その2

前回、面白半分で大好きなウェスカー隊長の告白を題材に書いてみたところ、意外と勉強になったので、もう一回やってみたいと思います。今回は、『バイオハザード2』で3番目くらいに好きなアネット・バーキンのラストシーンです。マニアックに思われるかもし…

バイオハザードで英語の勉強

映画を観て英語の勉強をしよう、という試みは良く聞きますが、ゲームも同じくらい効果があるのではないか? というのがわたしの感想です。わたしは『バイオハザード』シリーズがものすごく好きで、シリーズは殆どプレイしているのですが、自分が好きなシーン…

マルチリンガルの外国語学習法

「英語学習法」ではない、「外国語学習法」である。著者はなんと専門の言語学者ではなく、ふつうの(!)勤め人らしいが、その傍らで複数の言語に親しみ、イランやトルコ文学を翻訳する、翻訳家兼研究者のような活動をされているという。しかし、そのマスタ…

だまされたと言う人には要注意

目も耳も口も節穴だらけの烏合の衆 - いすみ鉄道 社長ブログ 新聞はおろか、テレビニュースすら見ないのでまったく時期を逸してしまった感がありますが、それでもわたしの主たるニュースソースであるTwitterやにちゃんまとめサイトなどでも話題になっている…

新年の抱負

あけましておめでとうございます。…といっても、大して更新していないブログで挨拶をするほどむなしいものはありません。 今年の目標は、ちゃんと勉強することですね。同世代のひとたちが色々なことにチャレンジしている中、何も変化のないわたしの人生に華…

トコノクボ

激しく推奨する一冊。一冊というか、Kindleなので一本(?)というべきか。 著者は法廷画(ワイドショウとかでよくある裁判中の風景を描写するあれ)やキャラクターデザインなどを中心に活躍されているというフリーランスのイラストレータである。(著者サイ…

ナイト・オブ・ザ・リビングデッド

ここのところゾンビ映画やTVドラマにはまっていて、話題の『ウォーキング・デッド』はもとより、『ワールド・ウォーZ』の原作者が書いたという『ゾンビサバイバルガイド』や、国際政治学の立場からゾンビをまじめに(?)考えるという触れ込みの『ゾンビ…

継続は力なり

テーマを自由に設定できるようにしてブログの更新頻度を上げようと思っていたのだが、思った以上に怠惰なせいでまったく続かなくなってしまった。ここのところ、軽い本ばかりだがいくつか本は読んでいるので、それをネタに備忘録的にでも書評(という名の要…

予想通りに不合理

結構前に出版されて話題になった「行動経済学」の入門書だが、文庫版(新版?)で見つけたので買って読んでみた。もっと堅い内容だと思っていたのだが、読んでみると大変読みやすい一般向けの本のようである。翻訳が素晴らしいせいもあるだろう。さらさらと…